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文スト夢倉庫

第8章 新旧双黒/そうだ、街コンへ行こう



「ねぇ聖子、そのあからさまに興味ございませんって態度やめなよ」
「だって興味ないし」
「相手の男の人可哀想だったね(笑)」
「聖子ちゃん黙ってれば美人なのにね(笑)」
「悪かったな(笑)」


今日は友達に無理矢理『街コン』というものに連れて来られた。
4人1グループ制らしく、人数が足りない為だ。

男のグループと30分喋って、男どもが移動し、また違う男のグループと30分喋る…という事を繰り返すルール。

私はイケメンがイケメンとイチャイチャするのを眺めるのが大好物なので。
正直こういうものに興味がない。
イケメンのイチャラブ意外は眼中にないのだ!
時間の無駄なのである!!



「時間的に次のグループで最後かなぁ…」
「いい人いた?」
「うーん…」


友達ら的にも今回は収穫なさそうな雰囲気。
こりゃこの後ヤケ飲み会だな。
そっちの方が気が楽だし早く帰りたいな…まだ読みかけの同人誌があるんだよな…。


そんな事を考えてたら次のグループがやってきた。


「こんばんはー」



最後の最後にまさかの
超絶イケメン4人組がやってきたのだ。



簡単な自己紹介を終えて
左から
黒髪に黒服の聡美な美少年:芥川くん
銀髪でいかにも純朴そうな少年:敦くん
優しそうで笑顔が素敵な人:太宰さん
めっちゃオシャレで男らしい人:中也さん

というらしい。
そうだな…第一印象では
太宰×芥川、中也×敦か…?
いや、太宰×中也さんでもいい。絶対美味しい。


太「とりあえず、何飲む? 男はみんなビールでいいかな?」
中「俺はワインな。赤で。」
太「ちょっと中也空気読んでよね」
中「あぁ!? 好きなもん飲んで悪ぃかよ!?」


ふふ、やっぱり太宰×中也ね…
私の読みに狂いは無かったわ…!


そのあと乾杯もして、和やかにお喋りがスタートする。

太宰さんは凄く話が上手いし豊富。しかもちゃんと女子も話に参加出来るようにしてくれてる。凄い。

中也さんは興味なさそうだけど、ちゃんと太宰さんの話にツッコミを入れている。
タイミングも的確だ。凄い。

敦くんはとても緊張してるみたい。でもせっせと料理分けてくれたり、さりげなく女子を褒めている。褒め方がいやらしくないのが凄い。

芥川くんはクールであんまり喋らないけど、たまに言うコメントが的確。あと食べ方が綺麗。





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