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貴方に有難うの言葉を〜坂田銀八ver.〜(完)
第12章 貴方に有難うの言葉を…(完)
「もう…放課後なんだ…帰らないと…」
私は帰り支度をしながらそう呟いた。
そんな私の耳に嫌な声が入ってきた。
<そう簡単に帰れると思ってるのかしら?>
「!?」
《ちょっと付き合いなさいよ?》
「…ッ…」
どうしよう…
今は総悟や神楽ちゃん達が居ないのに――。
どうすれば――…
誰か…
誰 か 助 け て――
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