• テキストサイズ

貴方に有難うの言葉を〜坂田銀八ver.〜(完)

第9章 どうしても言えない…


―バタッ―
 ―バタッ―

銀八先生の姿を見て、私をイジメてた女子達は慌てて私の前から走り去って行った。

「おい、大丈夫かァ?」

「…先生…どう、して…うっ…ぐすん…」

「急に学校に登校して来たお前が気になってなァ…。それより、アイツらにイジメられてたのか?」

そう聞かれ、返答に困ったが…

「…違います…」

「え」

「イジメられてなんて…ないです…」

私はそう答えることにした。

「春野…なんでッ!!」

「……」

ごめんなさい…

先生…

どうしても…

それだけは言えないんです…

言ったら…

私――。

/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp