第2章 変わり始める日常

花side

あはははは…

なんかこの目がきれいな人

へんなこと言ってますよ(笑)？



あぁ…そうか！！

きっとこの人は頭が少し

おかしいんだ(笑)


うん…そうに決まってる！



だって私が毎日

どんなに嫌な顔をしても

毎朝懲りずに声をかけてくるし…



挙げ句私が"かわいい"？




ないないないない(笑)



でも…

それじゃあなんで今私は

この人に抱き締められてるんだろう？




どうして抱きしめられた胸から

聞こえてくる村上さんの心臓の音は…



朝から不具合を起こしている

私の心臓と同じぐらい

大きな音を出しているんだろうか…？




まったくもって

理解が出来ない(汗)



そんな脳内大バニックな私をよそに

村上さんは私の髪をくしゃくしゃと

撫でると




「よし…ほんなら帰ろか(笑)？」



なんて当たり前のように私の手を握り

歩き始めた…