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冷徹硬派高杉くんと温厚軟派清宮くん
第1章 温厚軟派清宮くん
「清宮、行くぞ」
4月下旬
野次馬が集まるとある公園
「だからやめてって言ったのに」
小柄な少年が、俯きながらそう言った
「行くぞ」
ワインレッドの髪をした少年に腕を引かれる
「ちょっと待って、すぐ行く」
「おう」
端から見れば異様な光景だ
5人の男が二人の少年の足元に転がっている
「ぼくに手だしたら終わりだよねぇ」
手を繋がれ、呟いた
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