第1章 気づいたら…
「菜々花今日暇?いつまで学校居る?カラオケ行かね?」
私は友達が少ない。だから彼に対してのこの気持ちは
勘違い だと思っていた。
彼のバイト終わり、彼の帰路の暇つぶしの通話は私がバイトのない日は必ずかかってきていた。
「ゆうたかわいい!!」
そんなことばかり言っていた私。
私はこの気持ちは恋じゃない、、、
推しに対する気持ちだと思っていた。
ある日の彼とのLINEを境に気づいてしまったのだ。
自分が必死で隠してきた気持ちに、
気づいてからは学校に行くのがすごい楽しみで、楽しくて彼との挨拶だけで頬が緩んでしまう。