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~蜜の音、甘い声~【R18】

第2章 ~ダメな、蜜~


 
翌日。

午前中の授業が終わって職員室に戻ると、
生徒会担当の先生の所に
高橋君が訪ねてきているのが見えた。

一瞬、
ギクリとしてしまった自分が情けない。

私から特に用があるわけでもないのだから
声をかけることもなくスルー。
それがいつもの間柄。

それでも、
いつ、何を話しかけてくるかわからないと
常に目の端っこで気にかけてしまう。

彼は職員室に10分ほどいただろうか。

そして、
私の存在など知らないかのように
丁寧に礼をして職員室を出て行った。

扉が閉まった瞬間、
全身から変な力が抜けるのがわかる。

…考えすぎ。気にしすぎ。
男子高校生なんて、多かれ少なかれ
あんなこと、考えるものなんだから…
意識しすぎると、却って刺激しちゃう。

そう自分に言い聞かせた。

普通に、普通に、ね。
先生らしく、大人らしく振舞おう。
教師としてはそれも勉強の一つ。


その日も、帰宅してしばらくすると
優介から電話があった。

今日はこれから新しい職場の人たちが
歓迎会をしてくれるらしい。

「電話に出られないと、はるかが
心配するといけないと思ってさ。」

そんな心遣いをしてくれる優しさが嬉しい。

「いってらっしゃい。
飲みすぎないようにね。
明日、モーニングコール、しようか?」

「お、いい?助かるなぁ!
じゃ、六時に電話してくれる?」

「わかった楽しんで来てね。
でも飲みすぎないように。」

「わかりました、未来の奥さん!」

そう言って、電話を切る。

“未来の奥さん”だなんて…
つい、ニヤニヤしてしまう。

優介、飲んでうちに立ち寄ると
すごくエッチなことが多かった。

いきなり玄関先で脱がされたり、
ソファで後ろから犯されたり、
ネクタイで軽く縛られたことも
あったっけ…

でも、どれも激しいけど優しくて
全然イヤじゃなくて。
そんな時々見せる違った顔も
刺激的て好きだった。

…あぁ、疼く。
つい、自分の下着の中に手が…

今夜も、
優介とのセックスを思い出しながら
オナニーをして、

そしてコトンと眠りにつく。

優介と離れてから、
私、ほとんど毎晩、自分でシてるな…

次に本当に優介に会ったら、
私、どうなるんだろ。




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