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【実況者】Precious treasure

第4章 〜Jealousy〜


(キヨside)

…あの日のあと、俺はどうしてもレトさんの一言が気になって、結局フジと飲みに行くついでに相談する事にした。

「…なに?キヨが相談とか珍しいじゃん」
「うるせーよ……俺だっていろいろあんだよ。」
「…そっかぁ、それで?相談したいことってなんなの?」
「………実は…」

俺は意を決して今まで誰にも言わなかった秘密を打ち明けた。
それでもフジは笑ったりせずに真面目に話を聞いてくれた。
まぁ、お酒のおかげってのもあるかもしれないけどな…



「………なるほどね…それってまだ誰にも言ってないの?」
「…うん、お前にしか言ってない…あ、他の奴らには絶対言うなよ!」
「…………分かってるって。にしてもキヨがレトさんの事好きだったのは意外だなぁ…」
「…うるせぇ悪いかよ」
「別に悪くは無いよ。でもレトさん落とすのは難しいそうだな…」
「…レトさん、好きな人居るんだって…誰かは教えてくんなかったけど…」
「えっ!?マジかよ…」
「……やだなぁ…レトさん取られるの…レトさんの事だからうっしーとかなのかな…はぁ…」
「……まだうっしーって決まった訳じゃないでしょ?もしかしたらキヨかもしれないじゃん!」
「…ははっ、無いだろ…あーもういいや。今日はとことん飲んでやる…」

そう言って俺はグラスの中に入ってたのを一気に飲み干し、また次の酒を頼んだ。
…お酒はそこまで好きじゃないのに、今はレトさんが他の人を好きってのを考えたくなくて、お酒の力で何とかしようって考えてる自分がいた。

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