• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第4章 攻略組





それから後…

『悪質なトラップ部屋には封鎖テープを用いる』


そう結論づいたらしい。



第2階層ではそのような悪質なトラップはなく

せいぜい宝箱にプレイヤーが触れた瞬間、モンスターとなって襲い掛かってくる程度。


しかも、そんなに強くはなかった。



そんな中、俺は…

黒づくめの服装から、《黒の剣士》と呼ばれるようになった。



そしてケイトの二つ名は…《白い流星》

というのも…
ディアベルを助けに入った時の、あの突撃の異常な速さだ。


白づくめの服装に黒髪なのだが、肌が色白なこともあって

あまりの速さに姿が目に映らないまま、白い光線状の軌道を描いて突っ込む様に…「流星」と評された。

だから《白い流星》だ。



ケイト「どんな死地も潜り抜け、不死鳥の如く駆け回る!
うん!白の鳳凰なんてどうだ!?」キラキラ
キリト「流星だな」きっぱり
アスナ「だね(微笑」頷

ケイト「って何で!!?;一生懸命考えたのに!;」

キリト「いやいや、流星の方が合ってるって^^」

ケイト「っていうかお前ら、私が年上だって忘れかけてない?」むっすー
『忘れてない』

キリト「というか、敬語はやめてくれって言ってくれたのはそっちだろ?」

ケイト「そうなんだけどさあ」ぶー


二つ名の話になった時、そう話し合ったわけだが

ケイトは若干、不服そうにしていた。



本人曰く、どんなに死にそうな人でも瞬時に駆け寄って助け出すためのAGI全振りだとかで…

だからこそ何度でも蘇らせに行く不死鳥ということで、「鳳凰」を入れたかったのだそうだ。


その思いは解るが、決めるのは周囲だからな…;

その意図を聞かされる中、俺達はただただ苦笑するばかりだった。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp