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白い流星【ソードアート・オンライン】

第4章 攻略組





俺達は回廊結晶によって、記録させた地点へ転移されるはずだった。

だが、トラップ部屋の中には転移されないまま
封鎖した時のトラップ部屋の前から移動していない。


そしてこのメッセージからすると、もともとなかった場所と認識されているらしい。



ケイト「やったー!!!成功だー!^^♪」
びょぉん!!

その場で何度も飛び上がり出した。


キリト「ああ(成功だな」

それに俺は、笑いながら頷いた。

内心冷や冷やしたが、大丈夫なようで安心した。



この封鎖テープで、トラップ部屋を封鎖すると

その時点からその部屋はもともとなかったような扱いになり、消えるようだ。


悪質なトラップ部屋に対して必要なアイテムとして売られていたんだろうな。

そう解釈する中


ケイト「やったー!!」

ガシッ!!

キリト「っておい!?;」
ケイト「うわあああああああい^^」
ぶおんぶおんぶおんぶおん!!

キリト「嬉しいのは解るが人を振り回すなああああ;」


その場で俺を抱き上げると同時に

ケイトは嬉しさのあまり、自分を中心に俺を回し続けた。


俺の声、聞こえてないよな?;



ケイトが落ち着いてから、俺が解放されたのは…

それから数十分も後のことだった。



ケイト「実験、付き合ってくれてありがとう。キリト^^」

キリト「あ、ああ」

二十分も回転させられていたからか、何故か変な感覚に支配されていた。

状態異常が出てはいないものの、ケイトの気持ちもわかるから何も言わないでおいた。


トラップ部屋を悪用されかけていたことに気付いたのは、2週間前のことらしい。

実際、悪用しようとたくらんでいた人もいることを情報屋から聴いて知ったようで…

その封鎖テープは、トラップ部屋にしか設置できないらしい。



だが…

もう転移できないかどうかの実証の為とはいえ、回廊結晶を使うのは痛いぞ;

ボスからのドロップか、トレジャーボックスのみからしか入手できないからな;


一人そう考える中、ケイトは嬉しそうにアルゴへ伝えていた。


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