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【イケメン戦国】恋花謳〜コイハナウタ〜

第7章 囚われの謌【光秀】黒ルート


「…う…そ…っ。」

そう言った腕の中の美蘭を、

光秀は更に抱き締めた。

「嘘ではない。」

光秀はそう答えながら、自分が相手では誰しも疑いたくなるのだろう…と、日頃の自分の行いを思い苦笑した。


だが、

美蘭の震える細い腕は、

信じます…と回答するように

光秀をギュッと抱き締め返した。



「これから先…俺の隣にいる覚悟はあるのか?」

天下人の寵愛していた女を奪った…ということになる。

平坦な道のりではないことだけは確かだ。

心ないことを言われ

後ろ指を指されることもあるだろう。

自分は構わないが…

美蘭を気遣った光秀が問うと



「わたし…光秀さんの…隣りにいていいんですか?」

腕の中から上目遣いで、探るように質問で返され、

光秀はドキリとさせられた。



「俺が聞いているんだがな?」

余裕がないのを気取られぬように、更に質問他で返すと



「光秀さんの隣りにいていいなら…どんなに大変なことが起きても大丈夫です!」

「…!!!」

花のような笑顔で言われたその言葉は

光秀の胸を鷲掴みにした。



「……今すぐお仕置きだ。」

「…え??!」

光秀は、美蘭を横抱きにすると閨に直行し、褥に美蘭を下ろした。

美蘭は、突然向けられた物騒な言葉に怯えた様子。


その様子すらも愛しくて

光秀は噛み付くように口付けた。




あの夜繋げることが出来なかった身体を繋げたくて、

2人は貪り合うように求め合った。



何度もイカせて心身ともにトロトロに蕩けた美蘭に

「…挿して…欲しいか…?」

意地悪く問いかけると


もう待てないとばかりに腰をくねらせた美蘭は、


懇願するように答えた。


「早く…光秀さんのモノにして下さい…」



「…っ!」


(この一線を越えたら、もう手離せなくなる。)


…グチュ…と猛り己の猛りを挿し入れ


「ああああ…っ…!」


グチャグチャとした音を立てて揺さぶりながら思った。


(いや…もうずっと前から俺の心は囚われていたか。)


「あ…いして……る…っ…」

白濁を放ちながら、光秀は思った。




この愛し過ぎる女を

(美蘭…お前を…)

死ぬまで捕らえて離すものか…と。


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