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サクラ色のコイゴコロ

第18章 幸せの選択


「や、やめる?!」


翌日、えみさんと宮島さんの家に行って直接、嵐さんの担当から外してもらうようにおねがいした。

その決意はかたいものだから、
もう、翔くんに会うことはないから…



『すいません!中途半端で!
でも……すいません…っ………もう…っ…』

「ちゃん…………竜」

「……はぁ……わかった。わかったよ
だから泣くな、バカ」



そう言って宮島さんは優しく私の頭を撫でてくれて、またそれに涙がたくさん溢れてきた。





『すいません』

「お前がいつかそう言うってな、
なんとなく思ってたよ。
アイドルと付き合うってことは、
そんだけ辛くて苦しいことなんだよ、な?」


『……っ……はい』


「ん、新しい仕事あるから
心機一転で明日からにでも行け」



新しいスケジュール表を宮島さんから貰い
それを見て驚いた。



「お前、ずっとやりたがってたろ?
この映画のヘアメイク」


これ……ずっとやりたいって
宮島さんにお願いしてた映画の仕事




「ちゃん!
忘れたいことは仕事で忘れなさい?」

『……はい!ありがとうございます!』




翔くん、私は大丈夫だから。

きっと大丈夫
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