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欠落した子

第5章 5




「ハイ、銀さん、新八くん、神楽ちゃんどうぞ」

3人の前にはまみが作った朝食がある

「ご飯のお代わりは自由ですよ〜」

ニコニコと笑いながら話す彼女はきっと手慣れているんだと思う

「…うおっうまそ」

ぼそっと誰かが言うのが聞こえる

「まみちゃん今日休みなのに悪いね〜」

「いいんですよ〜これも軽くやっちゃいますね」

まみはといえば調理場で同じ職場の人と話している

「…まみさん笑ってますね」

「ああいう女は笑っているのが1番ネ姉御と同じアル」

「ったくお人好しだな…」

じぃーとまるで授業参観で子供を見守る親みたいにみる

「それ食ったら早く帰れよ…」

にょいーんとマヨネーズをかけてる土方

「言われなくても帰りますぅーうちの大事なまみちゃんみてるだけですー」

はっと言いながらご飯を食べる

「お前もあの女中も変なヤツら…」

「ところで旦那ァあの女中とはいつからの付き合いなんでィ?」

「…あ〜いつからだったかな…忘れちまったよ」

「…?」

その言い方に違和感を持つ

深く触れては行けないか…

「ぎーんさん!!」

「おっまみちゃんおつかれ〜ほら隣座りなさい」

わーいと言いながら座る

「朝ごはんは?食ったか?」

「まだ食べてない〜〜なんか疲れちゃって…」

「ハイハイちゃんと食べましょうねほらアーン」

あーんっと卵焼きを食べる

銀時のためにと甘くしている

「そういうのは他所でやれうちには目の毒だ」

「とかいって本当は羨ましいんじゃないの??うわー」

「うるせー!!」

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