第4章 戦国時代と一夜物語〜政宗〜
「しかし、政宗様!!私は、青い目に化け物です。あなた様のような人と一緒には……っ!!」
政宗は露鬼の頰を触れて言う。
「露鬼、気づいていないのか?俺だって青い目だぜ?だから、大丈夫だ。一緒にいても青い目の俺がお前を助ける。だから、俺と一緒にいてくれ。」
露鬼は、政宗の胸の中で声を殺して泣いた。
とっても、嬉しかった。
ありがとう、政宗様。
と思いながら露鬼は、泣いた。
次の月、政宗は、露鬼を連れて青葉城に帰った。
そして、それの次の月政宗は露鬼を妻に向かい入れた。
(政宗様、ありがとう。こんな私を助けてくれて。私は生きていて嬉しかった。)
露鬼は、政宗の腕の中で微笑んだ。
『戦国時代と一夜物語〜政宗〜』終