第15章 嘘つきの夜~義元~
~子供の頃~
私・・・小梅は、小さな小さな村で生まれた。
そこの村は、景気が悪く貧困に陥っていた。
そんななか、私は生まれた。
が、しかし。
私が思い心が付いた時に夜、私の母親と父親が私をどこかに売り飛ばそうという話をしていたのを聞いた。
私は震えた。
私は、もしかしたら殺されるかもしれない、と・・・。
そして、その日から私は一人で刃物の特訓をした。
雨の日も暑い晴れの日も・・・・
ずっとずっと
そして、その特訓の成果がついに訪れた。
そう。私は、自分の手で母親と父親を殺した。
最初は母親から。
その時、母親が言った言葉が信じれなかった。