第10章 汚染にかかった私〜光秀〜
次の日
「露鬼。あなた、昨日どこに行っていたの?」
と女中の人に聞かれた。
「……信長様に呼ばれて、お話をしていました。」
本当のことを言ったのに否定された。
「嘘つきなさい!どうせ、あなた信長様を襲ったんでしょう!!」
「あなたが、天守に向かうところ見たのよ!!」
嘘ついていない。
私は、本当のことを言っただけだ。なのにどうしてここまで否定されるのかが分からない。
私は、その場にいるのが耐えれなくなり飛び出して逃げた。
私は、庭のところにある日和姫様とこのやと私だけの秘密のところにやって来た。
「ああああああああ!!!!」
私は、泣いた。
なぜ、泣く?
と聞かれても答えたく無い。
ただただ泣きたかった。
クルシイ
ウソツキ
ワカラズヤ
サビシイ
………
これらの感情から黒い黒い心ができてきた。