第9章 まにまに
日和が、戦国時代にタイムスリップしてから三週間と言う月日が流れていた。
日和は、朝餉を安土城の武将たちとしていた。
「日和、おいしいか?」
「うん!政宗の料理美味しいよ!」
日和は、思わず笑顔になる。
(・・・・!かわいいやつ・・・っ!)
「(ちっ。)うるさいです。少しは静かに出来ないの?」
と家康が、溜息をつく。
「え?ご、ごめんなさい……」
日和は下を向く。
(そう言いたかったんじゃないのに・・・)
「(くっ。)日和、ご飯落としているぞ。」
「え?あ、ありがとう秀吉さん。」
(かわいらしいな・・・)
「日和様は、みんなに愛されていい・・・・ふんぐっ?!」
「三成は、入ってくるな。」
「皆者、うるさいぞ。」
と上座に座る信長が言う。
「(びくっ)すみません・・・・」
日和は体を小さくさせた。
「・・・・」(みんな)
そんな様子を武将のみんなが見ていた。