第1章 俺とアンタ。
「おーい!立花、待たせ〜」
「あっ、きたきた!今行きまーす!」
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「それじゃあ、紹介します。
旅行中お世話になるバスの運転士さん」
「どうもっ。植野優弥(ウエノマサヤ)です
立花とは高校のクラスメイトでした。
これから旅行ってことで
みなさん楽しんでください!」
『お願いしま〜す』
「バスに乗ると旅行って感じ出ますよね〜!」
「監督さん、席は自由でいい?
後ろに乗りたい」
「はい。特に指定はないので」
「オォ〜これが日本のバス!ビックリネ」
「ねぇ...俺はアンタの隣がいい」
「えっ、いいよ?...どこにする?」
「アンタの好きなところでいい」
「じゃあ、中央の席に座ろう」
「わかった」
...........
「俺は通路側に座りたい」
「うん。私は窓際の方に座るね
けっこうょ「酔いやすいでしょ、乗り物」
「...私話したことある?」
「監督のことは何でも把握済みだから」
「そ、そうなの?」
「アンタの為だから」
「ぁ、ありがとう」
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