第18章 おかえり
某日 朝6時
自「......っすぅ......」
息を吹き返した里親本丸の主
床で寝ている五虎退とその連れの虎
虎の方がその気配に気づいたのか起き上がるとその主に近づいてゴロゴロと喉を鳴らして擦り寄る
主も起きたのか目を瞑ったまま虎に触る
自「...くすぐったいよ...ふぅ...」
目を開けると起き上がり身体中に巻いてある包帯を取る
体にあった傷は綺麗に治り生まれたてのような綺麗な肌だ
自「...フッ...絶好調......」
ぴょんっと立ち上がりベットを降りて着替える
虎はすっかり主に懐いているようでクルクルと周りを回りスリスリと体をこすりつけている
自「こらこら、よっしょ...ッ!はぁ...!
虎くんはごこと一緒に居てあげな...
私ちょっと散歩してくるから」
義足を付けて部屋を出る
自「帰ってきたぞ...本丸の主が...!」