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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第2章 初めまして。




歩いていると審神者が少しおかしい事に気付いた
歩き方が少し変だ

よく見ないと分からないが変だ。

足に怪我でもしているのだろうか。


待つように言われて出てくるのはスープだと思うもの。

虫がウジャウジャと変な液体の中で蠢いている

もちろん他人から見たら普通の美味しいスープだろう
けどダメだ。
俺には虫にしか見えない。



審「幻覚が見えるんだろ...」

大「...ぅぷっ......」

審「吐くならここに吐けばいい
まぁ大したものは出ないだろうが
とりあえず腹になにか入れなければ話が進まない...
...ちょっと待ってろ...」


わざわざ俺の目の前から虫の入ったものを隠し立ち上がり奥の方へ消えていく


審「飲み物は飲めるか?
野菜ジュースだ」


透明のコップにオレンジ色の液体が入っているそれを受け取り恐る恐る口に入れる
ほんのり甘くこんな物を口に入れたのは久しぶりだった


大「...っ...」

審「...辛かっただろ
よく今まで頑張ったな
沢山泣け」

大「...ぅっ...ぉれ...ここに、ぃたぃ...」

審「お前が満足するまで、ずっと居ろ...
私がお前を守ってやる...」



人間の感情と心と言うものは厄介だ。

急に温かさを感じたと思ったら悲しくなった
そしたら初めて目から水が出てきて
初めて、そんな言葉を口にした。

抱き締められた腕が初めて温かく感じた



不思議だ。
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