• テキストサイズ

俺達に溺れろ

第1章 夢と現実






『はっ...はぁ、はぁ、はぁ、なに?夢だったの?』


辺りを見回すと見慣れない黒と白で統一された部屋のベッドの上にいた

白のカーテンからは朝日が差し込んでいた

枕元には黒の時計が置いてあった

『今は...7時半...
 うぅっ、寒い。』

もう12月だ...布団がめくれて...

『な、なんでぇぇえ!!』

私は全裸でした...

『何で!何で何で何で何で何で何で何で?何で服着てないの?えぇ!何で!』

「お前さ、朝からうるさい。とりあえず布団かぶれ。」


ドアが開いて、部屋の中に冷たい空気が入ってくる。
ドアの前には、イケメンがいた...

『ど、どちら様ですかぁ!』

「うるせぇ。早く布団かぶんねぇと襲うぞ。」

『ひっ、ひいっ!』

彼は真っ白なワイシャツと私の下着をサイドテーブルに置いた。

『あ、ありがとうございます。』

「別にたいしたことしてねぇから」

口は悪いけどいいやつでした...

「それ着て廊下出てこい。腹へっただろ。」

『は、はい。ところであなたは?』

そう聞くと彼はボソッと、あとでいいだろ、なんて言ってから

「俺は霜月夏月(シモツキカヅキ)だ」

とぶっきらぼうに言った

こいつ一言多いんだよなぁ...

黙ってにこにこしてたら爽やかイケメンなのに...

「余計なお世話だ...」

『え、聞こえてました?エスパー?』

夏月は溜め息をついて

「だだ漏れだ、バカ女」

と言った

夏月は廊下へ出ていった



着替えを済ませ出ていくと

廊下には約束通り夏月がいた

夏「遅いぞ...」

『女には色々あるんですぅ!』

夏月に鼻で笑われたけど...無視無視



?「かづぅーきっ!おーはっよっ!」

 

夏「げっ...うるさいのが増えたか...」

?「なんだよぉー!つれないなぁ!
  ...誰この子?可愛い!君名前は?」


いきなり名前を聞かれテンパる私

『え、あ、美羽って言います!』


?「へぇー!可愛いね!僕の名前は奏、八神奏(ヤガミカナデ)!よろしくね!ところで夏月、この下着の上に長めのワイシャツって言うのは夏月の趣味かな?」
 






/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp