第6章 練習試合その後
数十分後
私がラスボスに苦戦しているとお風呂から上がった飛雄が冷蔵庫から水を取っていた。
そして、隣に座った。
黙々と画面とにらめっこする私。
「.......勝ったああ!」
ラスボスを撃破し、ふと、飛雄の方を見る。
髪はまだ濡れていて、薄着なのでしっかりとした体のラインが見える。
水を飲む時、喉仏と首元の骨がくっきりと見える。
うん。
普通に良い体してるよね。流石運動部男子!
あと、顔も悪くはないと思うけどな~?
まぁ、性格が邪魔してんだろうけど。
私が飛雄の事をガン見していたら
影山「...何見てんだよ...。気持ちワリい....」
と、言ってきた。
「ハハッごめん、ごめん。いや~、飛雄って普通にカッコいいよなーって思ってさ。コレは偏見とか何でもなくて!一般的に」
そう言うと飛雄は少し赤くなって
影山「そ、そうかよ!!!////」
と言い水を一気に飲み干した。
「またまた、照れちゃって~!」
そして、からかうように肘で体をつつく。
すると機嫌を悪くしたのか、寝るっ!と言って洗面所へと行ってしまった。
私は、もう一口コーラを流しこんだ。