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時をかける清光【刀剣乱舞】

第3章 承




仄暗い自室に戻ると清光は懐から取り出した桜色のお守りを見つめた。

「誰かを犠牲にしてでも助かりたいなんて、絶対言わないと思ってたから、不思議だったんだ」


独り言は誰もいない部屋に響き渡る。

狭い狭いと主に文句を言いに行った二人部屋が、今は悲しい程広い。


「こうなる事、最初からわかってたのかな」


……ねぇ、主。


清光はお守りの中に仕舞っておいたメモ用紙を取り出し、強く握り締めた。


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