第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
ユキが自身の先を口に含んで
舌を動かしてくる
(ユキの舌……)
いつも以上に敏感になっていて
ユキの舌遣いも明確に感じる
口に含みきれていない大部分は
手で上下に滑らせてくれる
「あぁっ……あっ…」
扱かれる度に
いつもなら恥ずかしくて我慢する、
「感じている声」
が口からもれる
そして、声がもれる度に
また一段と自身が大きくなる
(はあっ……はあっ……あっ…ん…)
快感を身体から逃がすように
目をキュッと閉じ
眉を寄せながら
天を仰いで荒く息を吐いていると
ユキが一層激しく愛してくる
(あぁっっ)
「ああっ…ユキっ!
もうっ……離せっ…っ」
(やばいっ…でそ…っ…)
切羽詰まって
ユキにやめろ、と言うが
いいよ……と答えて
更に激しくされる
(っ…よくねぇっ……っ
でちまう…っ)
「あぁっ…!だめだっ……っ
もうイクから…っ…」
(たのむっ…っ
離してくれっ……)
しかし、ユキは
熱を灯した色っぽい目で
口の中でイッてほしいと言うかのように
上目遣いで見上げてくる
ずくんっ…
(うぁっ……その顔…反則…っ)
「あっ…あっ…ああっ……」
ユキの色っぽい顔に充てられて
もれる声も自身も大きくなる
見計らったかのように、
ユキが、じゅるっ……と
音を立てて自身を吸い込んだ
(っ…でるっ……!)
「んあぁっ!……っはあっ…」
どくんっどくんっ…
と自身を大きく波打たせ、
ユキの口の中に白い欲を
びゅっ…びゅっ…と
大量に放った