第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
ユキが絶頂に達して
はあっ…はあっ…
と、荒い呼吸を繰り返している
(…まだ…終わってない……)
ユキに休ませる間も与えず
中に指を入れる
「すげ……
一気に3本入った……」
ユキの身体はアランの指に
すぐさま反応し
きゅっ…と締め付ける
(締まった……
指…気持ち……)
「あぁっ…はぁっ…はあ…あっ」
ユキが苦しそうに息を吐きながら
快感を逃がそうと
少し腰を引こうとする
(逃がすかよ……)
そんなユキに
今まで単調に上下に抜き差ししていた指を
バラバラと違う方向に動かす
「んあぁぁっ…あっ…はぁ…あっ…あっ」
(こいつ…今日…いつも以上に……
やばい………)
「んっ…また……っ
アラン…っ!っはぁっ…イク…っ…」
指が強く締め付けられるを感じる
(指…きっつ……)
ユキが息を整えながら
色めいた顔で見てくる
(その顔…やば……)
…ずくんっ…
アランのも……
ユキが、そう呟き
体を起こして、スラックスに手を伸ばしてくる
…ずくんっ……
また自身が膨らむのを感じた
(…っ…今日…
ちょっと…俺…おかしい……っ)