第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
(硬……)
唇を先ほどまで指で摘んでいた
ユキの頂きで止めて
その頂きをころころと転がすように舐める
「んあ…っ……はぁっ…んっ……っ」
ユキの口からもれる、
艶やかな声に誘われるようにして
「んっ……っはぁ…」
硬く、硬く勃ったそれを
強く吸い上げる
そのまま下腹部まで唇を滑らせ
今度はユキの秘部に手を持っていき
下着がぐっしょり濡れていることに気づく
「っはぁ……すっげ…濡れてる」
(はぁっ…興奮する……)
ユキの秘部をぐりぐり撫でたり
時折、下着越しに吸い付く
「あっ…あっ…んっ……」
敏感に反応するユキに
さらに激しくすると
「アラン……」
ユキに名前を呼ばれる
ふと、我に返り
動きを僅かに止める
……直接、さわって……
普段のユキらしからぬ、言葉に
視界がぐらりと揺れる感覚に襲われる
(あぁ………)
頭の中で
微かに残る理性が
ガラガラと崩れかける音が
聞こえた気がした