第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
(…っ…はぁ……
身体が…あっつい……)
チョコを食べて
しばらくすると、
アランは自分の身体が火照ってくるのを感じた
(はぁ…っ……
なんだ…これ……っ)
身体の奥から湧き上がってくる熱を逃がそうと
ユキに気づかれないように
こっそり、息を吐く
(隣にユキがいるって思うだけで…っ…)
……身体が疼いてくる
そう思いながら、ふと隣を見る
…どくんっ…
妙に色っぽく頬を赤く染めて俯くユキを見て
鼓動が跳ねる
「ユキ……」
アランは目に熱を孕ませて
ユキを見つめた