第3章 ~ひらり、ひらりと久遠の破片~
「何を考えているんだい?」
君から誘って来たのに、他の事を考えているなんて…。
「お仕置き、だ」
そう言い、彼女の好きな場所を執拗に攻めた。
僕を偽る為の仮面や身を包む着物など僕達には無意味なもので部屋の隅に投げ捨ててある。
必要なものは、君だけだ…。
「っぁ…っ!」
跳ねる君の身体。
灯篭の灯りが彼女の身体を妖しく映し出す。
紅に彩られた彼女の身体は僕を雁字搦めにし、離さないでいた。
灯りを消してと彼女は言うが、そんな事は聞かない。
折角の君の身体が見えなくなる。
「こんなにも美しいのに」
ほら、ね。
態と彼女を此方の方を見るように仕向け、彼女の桃色に色付いた二つの胸の飾りを転がすように、摘みあげた。
「ぁっっ!」
瞳は羞恥で潤み、顔は紅に染まる。
その紅は灯篭?それとも君自身?
手の甲で必死になって声を殺す君。
知っているかい?僕はそう言う風にされる事が堪らないんだ。
無理に啼かせてみたくなる。
その表情に欲情する。
手に余る柔らかな膨らみは以前よりも増して感度が良く、僕を楽しませてくれた。
「ほら、もうこんなだ」
いけない子だね。
そう言い、二つの膨らみを中央に寄せ、敏感になった先を舌でなぞる。
「っ!!」
あぁ、良い顔だ。
「っく…」
ふるり、と僕の身体が揺れる。
僕も長い間、耐えて来た。
そうなるのは極自然な事であり、そっと彼女の手を取り、僕の熱くなっている部分に手を誘導する。
「!?」
急な事で驚く君。
またその表情が堪らなく、彼女が触れているモノが一々反応する。
僕はニヤリとして彼女に言う。
「君のせいだ。どうするか…」
分かるよね。