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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第6章 薬研のこと





名前は、俺のためにケーキを買ってきてくれたらしい
家出をしてから転々とした家の奴らは…俺に何かしてくれたか?……いや、何もしてくれなかった

やっぱり名前は、俺にとって特別だ……


出会ってまだ間もないはずなのに……ずっと長く一緒に居る気分にさせてくれる
こんな心地のいい居場所があるなんて……幸せな事もあるもんだな…
そんなことを考えていたせいか、名前に声をかけられる


『薬研?どうした?』


「いや、なんでもねぇ……今日も美味いな、名前の手料理」


『そう?お口に合うようで良かった〜』


そう言って可愛い笑顔を浮かべる名前

俺は、アンタを好きになっちまったかもしれねぇ…
ただの居候なんて……満足出来ねぇかも


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