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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第3章 君と新生活





あれから俺はすぐ名前の自宅へと帰ってきた

そして荷物を降ろせば、ソファーへと腰掛け俯いた


「はぁ……」


なんでよりにも寄っていち兄に会っちまったんだ…
一番会いたくなかった人物に会って俺は酷く苦しくなった

兄弟今までこんなに喧嘩したことは無かったし、言い合いもしないくらい仲良かった…

俺だって、兄弟支えて頑張ってきたつもりだったのに……
そんな心の闇に包まれれば更に苦しくなり、ソファーへと横になって目元に手首を置いた


「……名前に会いてぇな…」


口からほろりと出た言葉に、自分自身驚いた


「……俺……今……」


俺は、手に持った合鍵を見つめて握りしめた

まだ出会ってまもない女に現を抜かすなんて…
あの女だって…俺のこと……


「……捨てちまうのに」


唇をかみ締めれば、自分の言葉に涙を零した


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