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【R18】あなたは誰を選びますか?

第1章 ようこそ


そんなことを思っていると、ぐいっと腕を引かれた。

ななし『え!?ちょっと、ナーシャくん!?』

掴まれた腕を振りほどこうとしたが、離れる所かさらに強く引っ張られる。
なんだ、可愛い顔のくせに力は凄いな!

ナーシャ「やだな〜、ナーシャって呼んでよ。あと敬語もやめてよね!それより、時間がないんだ。ほら走って!」

えぇ〜!?どこ行くの!?
完璧私拉致られてますよね!?

ななし『ちょ、どこ行くの!?』

ナーシャ「お家!」

ん?なんで?

とりあえず私は大人しくナーシャについていくことにした。


〜数分後〜

なんだよ、結構な距離を走っているな‥‥
もう足が限界なんだけど‥‥
てか、ナーシャってすごい美形。
黒髪で前髪は左に流している。
瞳はうすい赤色。
まんまるな目がとても可愛らしい。
身長は私とあまり変わらない。
そんなナーシャに見とれていると、なんだか綺麗なお城が見えてきた。

ななし『すごい‥‥綺麗‥‥』

するといきなりナーシャが足を止めた。
急に止まったので勢い余ってナーシャに突進してしまった。

ななし『あ!ごめん!』

ナーシャ「あははっ!大丈夫?」

ななし『うん、へーき。ねぇ、ここは‥‥?』

ナーシャ「お家でーす!」

ナーシャはそう言って大きく手を広げた。

な、なんと‥‥!?
なんだナーシャってどっかの王子様とかなんかなのか!?

ななし『お、おおおお城に住んでるんですか!?』

ナーシャ「そーだよ!すごいでしょ?」

すっごい笑顔で返される。
なんだその笑顔は‥‥!キラキラしている!
まじかここにナーシャは住んでいるのか‥‥!

ナーシャ「さっ!行こっ!」

ななし『え!?入っちゃっていいの!?こんな私が!?』

ナーシャ「なーに言ってんの!君は僕達の大切な人なんだから!」


大切な人?


すると、ギィーっと城のドアが開いた。
ナーシャが手を差し出す。


ナーシャ「さぁ!いらっしゃい!僕達の城へ!」
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