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【殿堂】ドSな鬼の世界で監禁・奴隷・調教(躾)・育成生活

第15章 大魔王様との、ご対面





「はい。アイル様の仰る通りでございます。・・・私は、娘のカナと申します。」



「やはり、そうだったのか。こっちに座るがよいカナ。さて、誰から話を聞かせてもらったのかーーー大体検討はついている。ルリとファイの二人だ。そうだろ?」



「ーーー仰る通りです。お二人は私が教えて欲しいと頼ませて聞かせてくれました。鬼と人間の間に生まれ、記憶を抹消されーーーのうのうと暮らして・・・こうしてこの鬼の世界に舞い戻れた・・・感謝します。」



「娘、カナ。お前は、人間界に帰らず、永遠に鬼の世界へ住みつくつもりか?それでもいいというなら、何も言わぬが、答えはどうなんだ?」



答えはとっくに決まってる
覚悟は出来ている・・・



「人間界には、帰りません。私はずっと永遠に楽しく幸せに暮らしていければそれで良いのです。貴女様さえ、いてもらえたら、それで・・・アイル様・・・会いたかった。」



「まさか、姫・・・美愛なのか?」



「はい・・・私でございます。やっとお会い出来たーーー娘には感謝してもらわないといけないわね。ありがとう、カナ・・・少しだけ、眠っていてーーーやり残されて後悔した事はやってくれなきゃ、気がすまないから。」



美愛様・・・お母さん・・・
お父さんと、アイル様と何をーーー



「アイル様・・・お願いがあります。娘と息子達を本当の家族にして下さい・・・もし戻れなかった場合、・・・にして可愛いがって・・・めて下さい・・・」



「美愛・・・待ってくれ・・・」



「アイル様ーーー待ってて下さい。いずれ戻ってきますから・・・っ・・・私・・・何をして・・・アイル様・・・」



「お前の中に、美愛が憑依して話しかけてきたのだ。わしに頼み事をな。そろそろ心配してかけつけている頃だろう。戻って謝ってこい・・・良いな?」



そう言って、アイル様(お父さん)は
私に気を使い神殿の外に出された。
ぽつんと立つ後ろ姿は母親と面影が重なって見えた。



「カナ!カナ・・・っ・・・無事で、良かった・・・」



ルリ達に強く抱かれて
安心したのか力が抜けて立てなくなっていた所を抱き止めてくれた。
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