第1章 鬼の世界へと引きずられて･･･

瞼を閉じた鬼は、何かを呟くと体が光始めてゆき、みるみると姿を変貌する



その姿は人間の私と同じ
男らしくて割れた腹筋をさせた
男性･･･
かっこ良くて思わず声が失っていたら
呼びかけられる



「カナの要望、聞いた。他はあるか？何でもやってやろう･･･」



「いや、特に何も･･･あーーーあの･･･私を元の世界へ戻して下さい･･･」



「･･･それは、出来ない。鬼の世界のルール【掟】は破れやしない･･･」



「そんな･･･私、戻れないの？このまま監禁されたまま一生暮らすの？」



「無理に動くな。動いたら
くるぞ？大人しくしろ･･･」



そういえばここは地下だという事
忘れてた



「とりあえず、話てくる。大人しくしてろーーー俺はルリだ。」



名前を言った後、仲間の所へと戻り
何かを話している。
鬼の言葉なのか、何を言ってるか
分からない。けど口の動きなら
はっきりと分かる。



『俺の獲物(ターゲット)だから、許可するまで手出ししないでくれ。』



と



ターゲット･･･



私これからここで監禁されて
何をされるの？



生きれるのかどうか
それは運次第ーーー