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【刀剣乱舞】ふたつの本丸

第8章 個性豊かな兄弟達


食事を終え、食器を片しに厨に行きながら午後の予定の話をする。

五虎退「あるじ様。この後は、どうしますか?」

加州「庭はほぼ見ちゃったし、鍛練か出陣?」

加州の言葉にあの時の重傷の加州を思いだし、七葉は思わずギュッと自分の手を握る。

「出陣は、もう少し人数が増えてか、、あぁあぁあぁぁ、、、!!!」

五虎退「あっ、あるじ様!?」

加州「ど、どうしたの、主!?」

突然大声を出して騒ぐ七葉に、2人はビックリして声をかける。
そう言えば、鍛刀してるの忘れてた。
現実での行動がこちらに反映されているかは分からないが、兎に角確認しなければ!

「ごめん、2人共。私、ちょっと確かめたい事がができて。先に顕現部屋に行ってるから、厨にお皿冷したら来てくれる?」

五虎退「はい。」

加州「いいけど、だから何があったの?、、っていないよ、、」

加州の言葉を最後まで聞かずに、七葉は顕現部屋へと走って行ってしまった。

加州「何だったんだ?」

五虎退「はい。と、とにかく、、ぼく達もこれを片して行きましょう。」

2人はお皿を片して、すぐに主の後を追うのであった。


顕現部屋に着くと、深呼吸して戸をあける。
祭壇には2振りの刀がかけられていて、キラキラと輝きを放っていた。

「やっぱり、、」

七葉は、そう呟くとゆっくりと祭壇に近付き、上にかけてある刀に手を伸ばす。
五虎退の時とは違い、打ち上がった刀の刃は少し乱れているように見えた。
両手で刀を支え軽く口づけ、ゆっくりと息を吹く。
前回は強く啄み過ぎて五虎退に痕を残してしまったので、口づけには細心の注意を払った。
綺麗な桜吹雪が舞い登場したのは、乱藤四郎。

乱「乱藤四郎だよ。、、ねぇ、ボクと乱れたいの?」

乱はそう言うと主を押し倒し、その上にまたがった。

「待ってッ!色々と待ってッ!」

自ら自分の服を緩め始めた乱に困惑しながら、両掌を顔の前で必死で降ってストップをかける。
しかし、その手は簡単に掴まれ、ほっぺにチューっと思いっきりキスされてしまった。

乱「ふふっ、、主さん可愛い~。」

乱は真っ赤になった七葉を満足げに見つめ、もう1回!と顔を寄せてくる。

「え?、ちょ、、」

またキスされる!とギュッと目を瞑った瞬間、戸が空いて加州と五虎退が入って来た。
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