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毒舌な保健医。

第1章 保健医


くちゅ…くちゅ…


絡み合う舌が唾液に濡れて
音が漏れて耳奥まで刺激する


『ん、…ぅ…。』


息がしづらくなって
先生の白衣を引っ張って
思いを伝えようとするも


『まーだ、だろ?』


先生の強引な舌が私の
思考さえも犯していくようだ。


こみ上げてくる熱は口の中
だけじゃなくてもお腹の奥が
じんじんと感じてくると


私の大事な所が濡れる感触。


触れられてないのに
キスだけなのに…気持ちいい


体全身が虜になる感覚
先生を潤んだ目で見つめると
先生の手が私の両耳を塞いだ。


くちゅ…ぬちゅ…


塞がれたところから
音が鮮明に聞こえてきて


聞きたくなくても
響いてくるその水音が興奮剤に
なって感じてきてしまう。


『せん…せ…、』


ちゅ…と離れた唇から
ツゥ…と糸を引いて切れる。


『えっろい顔…。』


私の頬を大きな手が撫でる。


熱くておっきな手が
気持ちよくて頬をすり寄せた。


『ん、…。』


『なーに甘えてんだよ。』


先生は振りほどかずに
頬をむにむにとあそび始めた。


『ふぁに…ふるの。』


何するのって答えれば
首を傾げて聞いてきた。


『何して欲しいんだ?』


ニヒルな笑みを浮かべた
先生に胸が熱くなるのを感じた。


『何…って、』


『して欲しいこと、言ってみ』


高みの見物とでもいうように
心待ちにした様子で見つめる。


私が、先生にされたい事…


『………ぎゅ、ってして下さい。』


『はっ?』


『ハグ…して欲しいです…。』


予想外の言葉だったのか
先生は肩の力を抜いてげんなり
落ち込んでいた。


私、なにか間違えた?


『ったく、ガキが…っ』


頭の後ろに手を添えて
グイッと引き寄せた。


私の顔が先生の胸に
押し付けられてぎゅうぎゅうと
苦しめるように押し続ける。


『苦し…っ。』


『わざとやってるからな…』


力を緩めてくれなくて
でも先生の胸が広くて
苦しくて嬉しくて…


それと同時に心が満たされる。


嫌がりながらも
私はきっと喜んでいて
先生との戯れに興じた。






ポケットに入れていた携帯に
メッセージが届いてたのに…、






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