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私の好きと貴方の好き

第1章 EPISODE0 *ここから始まる


貴「か、梶さんがいいです!」
梶「了解。じゃあ明日は13時時に今日と同じ楽屋に集合ね」
貴「分かりました…」


私は1つ気になったことを言おうか迷った


梶「ん?どうした?」


それに気づいた梶さんは優しく聞いてきた


貴「あのー…梶さんは私とペアになるの嫌ですよね…?」


自分で言っておいて泣きそうになってきて下を向いた


梶「え?なんで?」


梶さんはキョトンとして私に尋ねてきた


貴「だ、だって私みたいなド新人でオーディションも数回しか受けたことないのに…」


そう言うと梶さんは私に優しく微笑んで答えてくれた


梶「島田さんが一人のシーンのオーディション受けてる時俺聞いてたんだよね」
貴「え!そうなんですか?!」


私は顔を上げたが恥ずかしくなって赤面してまた下を向いた
そして梶さんは続けた


梶「それで君が演技してるの見て鳥肌立ったんだよね。
で、俺この後この子と一緒に演技するんだって思ったら楽しみになっちゃって…w」


私は更に顔が真っ赤になった


梶「だからどっちかと言うと俺の方が島田さんとペア組みたかったんだよね」


梶さんも恥ずかしくなったのか少し顔が赤くなったことに気づいていたのはマネージャーだけだった
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