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【HQ】1年シンデレラ

第16章 驚きの事実


その日の夕方。
冷蔵庫にあるもので、何か作れないかと京治くんお手製のレシピノートを眺めていると、着信を知らせる音が聞こえる。
慌てて取ったスマホに表示された番号に覚えはなかった。

もしかして、電話番号とかの個人情報でもネットで晒された?
悪戯だったら、怖い。

敵が多いと分かっているからこそ、その電話に出る事は出来なかった。

やがて、鳴り止んだスマホ。
少しして、画面に録音を示すマークが表示される。
留守電に、何か吹き込まれている。

それを聞くのすら怖くて、誰かに確認して貰おうと思った。
こういう理由で、頼っていいのは、社長?縁下さん?
いや、この2人にはファンレターの件で、すでに多大な迷惑を掛けている。

じゃあ、誰?

そんな時、思い浮かんだのは、便利屋である黒尾さんだった。

事務所を通していない話だから、別料金を取られてもいい。
便利屋だったら、これを代わりに聞いてくれるくらいはしてくれる筈だ。

思い立ったら行動しようと、黒尾さんの番号を表示した時、また電話が掛かってくる。
正に、今掛けようとしていた相手からで、これ幸いと電話に出た。
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