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あなたにだけは囚われない!【R18】

第14章 何はどうあれ一件落着?


温かい腕の中…

安心できる香り…

『ここは…』

「あいり…」
聞き馴れた声…

『仁っ!』
思わず抱きついてしまった…
後ろから支えてくれる腕…仁だ
彼の存在に泣いてしまいその間ずっと背中を撫でてくれる…


「落ち着いたか?」

『…っん…。』

仁のベットの上で向かい合う

「まずお前に言っておく…何を勘違いしてたのか知らねぇがお前は俺の女だ。あの糞女じゃねぇ」

『橘さん…抱き締めてた…離さなかったのに?』

「あの時は橘が襲われた後で、あいつに捕まれて離せなかっただけだ…。俺から抱き締めた訳じゃねぇ」

『でも…橘さんのこと好き?』

「好き?俺に好きなやつなんてお前以外いねぇよ。あいつはただの知り合いの娘ってだけだ。あいつに対する特別な感情なんてねぇよ」

『そっか…ごめんなさい…勘違いしてた。仁が好きなのかなって思って…それで…』

「嫉妬か?可愛いな?もっと俺にしろよ…」

『んっ…』

「お前はあいつになにされた?」

『……。』

「…産婦人科行くか?」

『……多分それはないと思う』

「多分か?俺も付いていくぞ…」

『あのね…されてないの…』

「あ?」


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