• テキストサイズ

【イケメン戦国】風光る

第5章 再会


(武将達と親しくなることは
とりあえず、置いといて。)

自分で自分に喝を入れた所で話を変える。

「愁兄達、どうしてるかな...。」

早くもホームシック気味だ。

(別に、あの二人は大丈夫だろうから
心配はしてないんだけど...。)

あの外見から、二人共、世間受けがいいし、
何より、器用だ。
計算高いのか天然なのか、二人のとる行動は
大体良い方に転ぶ。

(世渡り上手というか、何というか。)

だから、あの二人の心配はしていない。
...ただ、

「...もう、二度と会えない、とか、ないよね...?」

私の今一番の悩みはこれだ。
戦国時代といっても日本は日本。
広いのは変わらない。
離れ離れになった兄達を見つけるのは
至難の業かもしれない。
...そうは思いたくないけれど。

「はぁ...。」

それを思うと思わずため息がこぼれる。

(...でも、これも、考えてたって仕方ない。)

見つかる、見つからないじゃない。
見つけるんだ。

(そうと決まれば、うじうじ考えるのは
もう止めよう!
戦国時代、来たからには目一杯、
楽しんでやる!)










...そうして、私の『戦国ライフ』が始まった。
/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp