第28章 〜28〜
そのまた翌日、お珠に用事があって探しに食事場へ行くと、と優鞠と楽しそうに話していた。
(他の女中とも仲良くやれてるみたいだな)
が無事、城に馴染めてることに安心しながら声をかけた。
急かすつもりは無いが、仕事について考えてみたかと聞いてみると、しっかり仕事について考えているみたいで安心した。
(やっぱ、こいつに姫はいい意味で似合わねぇな。)
仕事をすることについて前向きな姿勢を見せるに内心微笑んでいると、仕事を案内して欲しいと志願された。
快く了承すると、笑顔で感謝された。
(にできる仕事なぁ……女中以外だと、書物の整理か文の配達ぐらいしか思い浮かばないが、顔を出せば顔見知りも増えるだろうし、色々連れ回すか。)
そう心に決めた。
そしてお珠と仕事の話をし、仕事を片付ける為三人と別れ御殿へと戻った。
(さ、が来るまでにさっさと仕事片付けるとするか)