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吸血鬼と過ごす365日の物語

第1章 孤独



私が学校へ行く準備を終え玄関に向かった。

「送っていくよ」

零はそう言って、私を車に乗せた。



車の中は静かで会話はないまま、学校についた。

「いってらっしゃい」

零は手を振る。

「いってきます」


私は何だか恥ずかしかった。でも、とてもうれしくて、心が暖かくなった。


だけど、そんな気持ちも一瞬。

まわりからの視線は私の心を一気に冷たくした。

教室に入ると、こそこそ話す声が聞こえる。
きっと、零と一緒に登校したから、変な噂立てられてるのだろう。


私は、まわりの声が気にならないように、ヘッドホンをつけ外界からの音を遮断した。

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