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楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第16章 説教


大「翔くん…翔くんの気持ちはわかるよ
俺だって翔くんのかわいいところテレビで映ったら気が気じゃないし…」

櫻「智くん…」

大「翔くんのこと閉じ込めて誰にも見せたくないけど現実的には独り占めできないでしょ?」

櫻「…うん」

大「やっぱりさぁ、仕事は仕事でちゃんとやらなくちゃね」

二「おっ!大野さんたまにはまともなこと言うじゃないですか」

相「さすが嵐のリーダー!」

櫻「……ごめんねぇ、智くん…」

大「あぁ、泣かないで翔くん!」

翔くんの涙を指で拭う。

櫻「だってぇ智くんに怒られたぁ」

大「怒ってないよ~」

二「はぁ~、さっきまでの姿が嘘のよう…
オロオロしちゃって情けない…」

相「…結局翔ちゃんに強くは言えないんだね…」

二「影のリーダーの方が上手ってことですね…」

櫻「ふぇ~ん…」

大「あぁ、もう翔くん大丈夫だから泣かないでよ」

腕の中に抱きしめて頭を撫でてあげるけど、翔くんが泣き止んでくれない…

大「翔くん、どうしたら泣き止んでくれる?」

櫻「じゃあ、俺に他の誰にも見せないかっこいい智くんを見せてくれる?」

大「う~ん、いいけどここだと皆がいるから~」

櫻「え~、じゃあ家に帰ろぉ💕」

泣き止んだばかりの潤んだ瞳
しかもそんな上目遣いで見られたらヤバイんだけど!

…チュッ💕

相二「っ⁉」

櫻「…智くん💕」

頬を紅く染める翔くん。

今はこれで我慢我慢、早く家に帰らないと!

大「さ、行くよ翔くん♪」

櫻「うん💕」

翔くんの手を握り楽屋を出た。

松「…………」

相「大丈夫?松潤?固まっちゃってるけど…」

二「目の前でキスシーン見せられたら流石にキツいでしょ…
可哀想に今日の潤くんは被害者もいいところですね…」


おわり
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