• テキストサイズ

楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第10章 想い人


ガチャ

櫻「智くん、スタッフさん呼んでるよ」

翔くんが戻ってきた。

大「ん、わかった
翔くんはもう終わり?」

櫻「うん。」

笑顔で答えてくれる。

可愛いなぁ、この笑顔を手に入れただけでも良しとしないと。

大「お疲れさま
じゃあ、行ってくるね」

櫻「智くん、この後なにかある?」

大「今日はこれで終わりだよ」

櫻「待ってていい?」

はにかみ顔で聞いてくる。

大「もちろん!」

最近は翔くんから誘ってくれることも増えてきた。

こうやって少しずつ進めればいいや。

櫻「いってらっしゃい」

小さく手を振る翔くんがとてもいとおしい…


<ニノeyes>

二「翔ちゃん、幸せそうだね?」

櫻「うん。ありがと、ニノ」

微笑む翔ちゃんは恋する乙女のように綺麗だな。

二「お礼言われるようなことしてないけど?」

櫻「…ニノがいなかったら、智くんと付き合うことできなかったよ…」

二「リーダーが気の毒だったんでね
ちょっとお手伝いしただけだよ」

あの頃のリーダーは思い詰めてて、嵐を辞めてしまうんじゃないかと思うほど辛そうだった。

櫻「智くん一人じゃいつまでたっても気持ち伝えてくれなかっただろうなぁ…」

二「あの人は翔ちゃんのことスッゴク大切にしてるから…」

櫻「それはわかるんだけど、…たまには強引に来てくれないかなぁ」
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp