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この世で美しい物をあなたに

第14章 2回目の壁外調査


あれから暫くして、体の調子もすっかり良くなった私は次の壁外調査に向けて訓練していた

ライアーのおかげでジャスティスからの攻撃も無くなった

スミレ『…はぁっ!』

ザクッ

今は巨人の模型を倒している。

始まってから今は十分程度

陽も大分高くなった所で訓練をやめた

スミレ『ふぅ…もう昼かな』

私は軽くシャワーを浴びて食堂に向かった

副兵士長という事もあり、道中、ほかの兵士に敬礼される。

その度に『お疲れ様、下ろしていいよ』と言わなければならない


正直いって面倒臭い


そして食堂に入ると、私を見たその場の兵士が一斉に敬礼する

私は『下ろして』と口でいい、座れと手で合図する


昼飯、昼飯、と探していると…見つけた


昼飯を取って席に着くと淡々と食べ始めた



今日は非番で、特にやる事は無い

書類も明日までのは計画的にやっていたためもう終わった





バッターン!!

という音と共にハンジ分隊長が入ってきた

一言で言おう、うるさい

私以外の兵士はハンジ分隊長二向かって敬礼した

ハンジ分隊長も私と同じ様にして、そして何故か飯を持ったまま私の真ん前に座った


スミレ『お疲れ様ですハンジ分隊長』

ハンジ「お疲れ様、ハンジでいいよ」

スミレ『分かった』

ハンジ「そう言えば、今朝見当たらなかったけどどこ行ってたの?」

スミレ『自主練』

ハンジ「えっ壁外調査前なんだから休憩したらいいのに」

スミレ『何もしなくて体が鈍るのは嫌だから』

ハンジ「ふぅ〜ん…この後の予定は?」

スミレ『特にない』

ハンジ「じゃあさ!ちょっと手伝ってよ!」

そう言った瞬間ハンジが興奮する

巨人の事だなこれ

スミレ『断る…巨人の事でしょ?訓練より疲れるから辞めとくよ、じゃあ』

そう言い食器を片ずけ、私は自室に戻った

そしてベッドに仰向けで倒れる

特にやる事も無くただ天井を眺めているとドアが叩かれる音がした

スミレ『はい?』

「俺だ入るぞ」

この声からしてリヴァイ兵長だろう

スミレ『どうぞ』

ガチャ

リヴァイ「今大丈夫か」

スミレ『うん』

私がどうしたの?とリヴァイ兵長に声をかけると兵長は窓から外を眺めながらこう言った

リヴァイ「いや…俺の班だからな」

スミレ『あ、そうだったね』

リヴァイ「頑張れよ」
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