• テキストサイズ

この世で美しい物をあなたに

第11章 お別れ会


翌日

私はリヴァイ班に1時に食堂に来てもらうことにした



事は数分前

―団長室―

コンコン

スミレ『スミレです』

ガチャ

エルヴィン「君もリヴァイに似て返事を待たないのだね」

スミレ『時間がもったいないので…あ、お願いなんですけど…』

エルヴィン「なんだ?」

スミレ『今日、ライアーのお別れ会したいんです…リヴァイ班だけで』

エルヴィン「そうか…それは唐突だな…それで食堂を貸し切りにしてほしい…と」

スミレ『そうそう!話早くて助かる』


エルヴィンは考える仕草を見せると


エルヴィン「許可しよう…だが1時からにしなさい」

スミレ『了解!ありがとうエルヴィン!』


そう言って私は団長室をでたのだ


そして今に至る。


ライアーに手伝ってもらって準備を着々と進めていった


そして予定時間の一分前

スミレ『っしゃー!ギリギリ間に合った!』

ライアー『まさかこんなにかかるとは…自分のお別れ会なのに…すげぇ疲れた』

はぁ…とため息をつくライアーに私はお疲れ様と声をかける

あぁ…今日が終わる頃にはもうライアーが居なくなるのか…としんみり思う


はッ!ダメダメ!ちゃんと1人で生きていくんだから!


私はまたひとり、気を引き締める。


そして約束時間


リヴァイ班の皆が集まった


ペトラ「え…と、スミレ?ライアー?どうしたのこれ」

スミレ『今日はライアーのお別れ会をしようとおもって!』

皆「…え?/は?」

ライアー『まぁ…なんて言うんだ…そろそろスミレも強くなったし…潮時かなって』

ペトラ「そう…」


ペトラは泣きそうな顔をして

オルオは何処か気が乗らないような顔

エルドとグンタは困ったような顔

リヴァイは相変わらず仏頂面


皆色んな表情をしている。


たった1日しか一緒に過ごさなかったのに…家族のように思ってくれる皆が…嬉しいとライアーは思った

ライアー『皆…そんな顔をしないでくれ…サヨナラぐらい笑顔で終わらしたいんだ』

スミレ『らしいよ!だからさ!笑ってよ!』


励ますような言葉をかけてもリヴァイ以外は気に食わない感じだ。


ライアー『はぁ…ちょっとまってろ、あ、目を瞑っとけよ』


それだけ言ってライアーは何処か行ってしまった


そして数分後、ライアーは手に何かを抱えて戻ってきた
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp