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この世で美しい物をあなたに

第4章 看病



夢歩たちは実際に立体機動を使う訓練をしている時だった、最後の方にはゲリラ豪雨が降り始めたため、訓練は中止となった

3人はずぶ濡れになりビショビショだった

「チッ…最悪だ…ゲリラ豪雨とは…」

「最悪すぎますよ…ベタベタして気持ち悪い…」

「それに関しては同感だ」

「…2人だけで和解しないでください」

「ごめんw」

「それより…スミレ、足の怪我は大丈夫か?」

そう、スミレは訓練中に木の枝が折れ、そのまま落下してしまった、足から着地したせいか、捻挫をしてしまったのだ

「まだ少し痛みます…しばらくは安静にしとかないと…」

「そーいえばお姉ちゃん…怪我した次の日は必ずなにか起きるよね?」

「あー…起きるね、熱とか病気とか出るね」

「そりゃ大変だな、明日は何が起きるだろうな」

「ちょw怖いこと言わないでくださいw…否定は出来ませんけど…」




そして翌日、スイバはスミレの様子を見に、ドアをノックした

「はい?…だれですか?」

「お姉ちゃん!僕だよ!入るね!」

ガチャっと開くと、ベッドに横たわるスミレがいた

「はぁ…お姉ちゃんやっぱ今年もなんかおきたの?」

「…うん…凄い頭がクラクラするの…熱あるかも…」

「…」

確かにスミレの顔は赤いし、呼吸も乱れており、かなりしんどそうだった

「とりあえず、団長と兵長を読んでくるね」

「…うん」

スミレは少ししんどそうに返事をしたのを確認するとスイバはエルヴィンの執務室へ向かった

コンコン

「入りたまえ」

ガチャ

「失礼致します…リヴァイ兵長もいらしてたのですか、ちょうど良かったです」

「なにかあったのか?」

「はい、姉が熱っぽく、凄くしんどそうでした…医師にみて頂きたくて…」

「分かった、とりあえず彼女を、医務室へ運ぶぞ」

そして、3人はエルヴィンの執務室を出るとスミレの部屋へ向かった

コンコン

「お姉ちゃん?連れてきたよ」

「大丈夫か?スミレ、立てるか?とりあえず医務室へ行こう」

「…は、い」

そして、スミレがベッドから立ち上がった瞬間

ガタッ!!

「うっ…」

スミレが倒れてしまった

「お姉ちゃん!?大丈夫!?」

「こいつはひでえな…ろくに立てねぇのか」

「これは医務室には行けないね…スイバ、医務室から呼んできてくれ」

「はい!」
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