第1章 トリップ
ある昼下がりのこと、私、スミレ(菫)は弟のスイバ(水原)と、出かけようと一緒に外へ出た。
「お姉ちゃん、神社の方にいかない?」
「なんで急に神社なの?」
「なんか...誘われてる感じがするの!!」
「そ...そうなんだ?なら...行くか」
嫌な予感がしつつも弟について行った。
そして、鳥居を抜けた瞬間、急に出てきた渦に2人とも飲まれ、知らない世界へと飛ばされた
「ん...いたた、ここ...どこ?」
「ん...ねぇ...ちゃん?ここは?怖いよ」
「スイバ...ここってもしかして...進撃の世界なんじゃない?」
「は?進撃の世界ってことは...巨人が...いるのか?」
「...そうかも...しれない...あ、やばい...く...る」
スミレが見たものは弟の10メートルさきにいる
4m級の巨人だった。巨人にしては小さい方だが
我々人間からしたら随分大きい。立体機動装置を持っていない2人は必ず食われる。弟は泣き出し、その場から動かなくなってしまった。
「...助けなくちゃ...剣...ブレードはどこ?...あった、4m級なら倒せるかも...」
そう言ってスミレは巨人に向かって走りだした
ダッ
ザクッ
スタッ
「...あまりいい気分じゃないな」
そして、スミレは弟の方へ向うと弟と一緒に木に登った。(どうやって登ったかは気にするな☆)
「お姉ちゃん...怖いよぉ...グスッ」
「大丈夫...きっと...助けが来るから...」
そして、スミレが街の方へ見ると、かなりの兵士が
立体機動装置を使って飛んでいた。その奥は良く見るとエレンの巨人化で穴を塞いだところだった。
「多分...この後に...エレンの所にリヴァイ兵士長が行くはず...向こうに行けば...助けて貰えるかもしれない...」
「お姉ちゃん...下に巨人が...」
「クソッなんで!!」
「うぅ...グスッ」
「くっ...こうなったら...」
スミレがそう言うとスーッと息をすいなにかと思えば突然大きな声で
「誰か!!!!助けて!!!!!」
―とうるさいぐらいに言い放った。
そして向こうはというと