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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第3章 怪しい依頼にはご用心⁉︎


「いい加減笑うのやめてください、こっちだってあの状況で警戒してたんですから」


「いやぁ、カッコよく飲み干したものは普通の水だったなんてな、実に滑稽なもんだ」



そんな会話をしていると私は402号室に着いたので先ほどと同じようにして中に入る。



またしてもシンプルな部屋にいたのは赤いショートカットの男の人だ。


確か名前は…『クレナ』だったはずだ。



「こんにちは、アオメッ!クレナです!」



扉付近にいた私に走り寄っていきなり抱きつかれた。

私は頭が追いつかず呆然とする。



「えっと、僕とは…【運動】だね?

じゃあ鬼ごっこしよっか!制限は10分、僕が鬼で、君が逃げる人!!」



クレナさんは勝手に話を進めて30秒からカウントダウンしている。



「捕まったら殺されるか、抱きつかれるぞ?」



私が慌てていると燕尾服の男が私にナイフを渡してきて、部屋の扉を開けてくれた。



私はとりあえずダッシュで部屋から離れて、天井にある通気口の穴に身を隠す。



少し経つと「0ー!!行くよっ!!」とクレナさんの声が聞こえたので私は身構える。



が、扉の前でクレナさんは動きを止めた。



なんで動かないんだ…



そう思ってその光景を見ていると突然クレナさんはこちらを見た。

確実に目が合ってしまった。





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