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同じ屋根の下で。

第1章 新しい居場所


「あっ、そういえば女の子は○○ちゃんだけだから♪」

 えーーーー!!!!それ早く言ってよぉ・・・でも・・・これで居場所はあるし、これで一安心。

「えっ、新入り?」

 赤色の服を着た男の子が私に近づく。

「うん。△△○○ちゃん。今日からここに住むことになったんだ。」

「はじめまして。△△○○です。」

 自己紹介をすると、私に近づいている男の子は、

「はじめまして!オレ、星野 貴良!よろしくな!」

 貴良くんは私の手を握る。

「貴良、彼女が困っているぞ。オレは、柳 聖夜。よろしく。」

クールな眼差しの聖夜くんは、私の手を握ったかと思いきや、腕までつかんでくる。

「・・・っあ!!ごめん!つい・・・」

 以外に肉食系な聖夜くん。顔を真っ赤にして、手を離す。

「女性に対しての扱いが全くなっていませんね。はじめまして○○さん。相原 真と申します。よろしくお願いします。」

 眼鏡を光らせ深々と頭を下げる真くん。すごくマジメな雰囲気をしている。

「それ以上、お姫様を困らせたらダメじゃないか。やぁ、よくここに来たね。可愛い子だな。オレは、銀河 枢。グラビアモデルをやっているんだ。よろしく。オレのお姫様♪」

 枢くんは、私の手の甲にキスをした。

「///・・・!」

 私は顔を赤くして、驚きを隠せなかった。

「おい!何やってるんだ!これだからフェミニストってやつは・・・」

 貴良くんは枢くんを強く押す。

「はぁ?オレの勝ってだろ?・・・ふんっ、これだからガキンチョは困るなぁ。」
「なんだと!?」

 貴良くんと枢くんの言い合いが始まる。

「やめなよ。女の前で。はしたない。」
「そうだよぉ。ケンカやめてよぉ・・・」

 ペアルックの小さな男の子二人が貴良くんと枢くんの言い合いを止める。
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