第7章 夜空・夕日・令音の過去

　（トントン）
「はーい」
　（ガチャ）
「あれ？○○ちゃん。どうしたの？」
「あの・・・実は夜空くんとゆうたんの過去を聞きたくて・・・ダメですか？」

　私がそう言うと令音さんは「いいよ」と言ってくれた。

「ただし、あの2人には内緒にしてくれるかな？一応あの2人は僕が義理の父親だということは分かっているけど、本当の親は誰だか分かっていないから。」

　私は「絶対に守ります。」と言い話を聞く。

「僕がこのシェアハウスを創める前、僕には妻がいたんだ・・・」